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国際単位系


国際単位系(略称をSIという)は1960年に第11回国際度量衡総会(CGPM)で勧告された一貫した単位系で,基本単位,補助単位,及びそれらから組立てられる組立単位,並びにそれらの10の整数乗倍に対する接頭語からなる。
元来単位の国際的統一のため創設されたメートル法が科学技術100年の発展につれて,いくつかの単位系に分かれ一貫性も失われかけた状態になったため,1948年の第9回のCGPMで,計量単位の完全な規則の確立,メートル条約加盟国のすべてが採用できる実用計量単位系の確立に関する勧告を決議し,メートル条約の理事機関である国際度量衡委員会(CIPM)がこれを受けて作業を開始し,1954年の第10回CGPMで,標準が明確かつ高い精度で実現されている,長さ,質量,時間,電流,熱力学的温度及び光度の単位を基本単位に採用することを決め,ついで1960年の第11回CGPMでこの実用単位系に 国際単位系 Systeme International d'Unites(International System of Units)という名称と,その略称SIを最終的に採択し,接頭語,組立単位及び補助単位とその他の指示事項を決定しSIが成立したのである。その後引き続き総会のつど改訂や追加があり,基本単位に物質量の単位モルの追加,接頭語及び組立単位の追加,単位の名称の変更などが行われた。
国際標準化機構(ISO)では1969年にISO/R1000でSIの採用を決めて,1971年1月からISO規格に使用を開始した。1973年2月にはISO/R1000を一部改めてISO 1000(SI units and recommendation for the use of their multiples and of certain other units)を制定公刊した。それによってイギリス,ソ連を始め西ドイツ,アメリカ等においてSIへの切り換えが進められている。我が国でも計量法にも正式に採用されるようになったが,これはまだSI優先を決めていない。
日本工業標準調査会はJISにSIを導入する方針を決定し,1974年(昭和49年)4月1日にJIS Z 8203−1974「国際単位系(SI)及びその使い方」を制定した。これはISO 1000に対応するものである。そして1974年4月1日以降に制定,改正,見直しをされるJISについては,SIでない単位を使用する場合は必ずSIによる単位を括弧付きで併記することが行われている。






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